肘を閉じて打てっていわれるけど、理由がよくわからない…
シュートを打つのに肘が大事だっていうけど、どういうこと？
今回はこのような疑問に答えます！
・シュートを打つ時に肘の向きに気を付ける理由
・肘をリングに向けるメリット
この記事を書く僕、なこすけはバスケ歴24年。
小、中学校時代はポイントガードで、高校時代はシューターでした。
スリーポイントシュートがどうやったら入るようになるのか毎日試行錯誤した結果、二桁得点する試合も増えました！
シュートの打ち方で良く教わるのは、「肘を閉じて打て」ということを言われたことがあると思います。
しかし、この「肘を閉じて打つ」ことの本質を深く考えずに、なんとなく肘をしまって、なんとなくシュートを打ってしまっている人は多いと思います。
バスケットボールにおいて、シュートを打つ時に肘をどう使うかでシュート成功率は大きく変わります。
肘の使い方の本質を知ることで、シュート成功率を確実に上げることができます。
肘を閉じてシュートを打つ＝肩から肘までのラインをまっすぐにすること
シュートを打つ時に「肘を閉じて打て」と言われる理由は、結論「肩から肘までのラインをリングに向けてまっすぐにすること」が一番答えに近いと思います。
まず、シュートを構えた段階で肘が外に向いていると、シュートを放つ力は外へ分散し、まっすぐ飛びません。肘が外に向いた状態で、シュートをまっすぐ打つためにはフォロースルー(＝シュートを打ったあとの手の動き)で調整する必要が出てきます。シュートを打つごとに調整するポイントが増えるので安定してシュートを決めるのが難しくなります。
そのような理由で「肘をしまって打て」と言われるのですが、それだけ言われてもピンとこない人が多いと思います。
そこで意識してもらいたいのが、「肩から肘までをリング方向にまっすぐにする」こと。自然と肘が閉じた状態でシュートを構えることができるはずです。
肩から肘までをリング方向にまっすぐにすることを意識してシュートを打つと、以下のような3つのメリットが得られます。
- シュートをまっすぐ打てる
- シュートをまっすぐ打つための指標が可視化される
- シュートの力が集約される
シュートをまっすぐ打てる
シュートが左右にズレる最も一般的な要因は、肘の位置が間違っていることと言われています。
先ほども言ったように、肘が外に向いていたり、ときには内側に向いていたりすると、フォロースルーをリングに向けてもシュートはまっすぐ飛びません。
そこで肩から肘のラインをリングに向ければ、シュートをまっすぐ打つことができます。
もちろんそのあとのフォロースルーもあわせてリングに向けてまっすぐにするのもポイントです。
シュートをまっすぐ打つための指標が可視化される
肩から肘までのラインの延長線上にリングがあるように考えながらシュートを打つと、「肘をしまって打て」と言われるよりも、シュートをまっすぐ打つために意識するポイントがわかりやすいと思います。その状態を意識できれば、自然と肘をしめた状態になります。
意識するポイントが明確になれば、フォームで迷うことなくシュートが打てるようになります。
シュートを正確に打つためにはどのようなシュートフォームで打つべきか、一つ一つ理由を考えながらシュートフォームを作る意識を持ちましょう。
シュートの力が集約される
シュートするときの力がリング方向に集約されるため、シュートの距離を伸ばしやすくなります。
肘の向きが外向きだったり内向きだったりすると、シュートするボールに乗せるべきパワーが分散されてしまいます。
肩から肘までのラインをまっすぐにすると、力がこのラインに集約されるため、シュートの距離が伸びやすくなります。
シュートの飛距離を伸ばしたい人もぜひ参考にしてみて下さい。
身体を斜めにすると窮屈さがなくなる
初心者の人がシュートフォームを作る際、肘を閉じたときに窮屈さを感じると思います。
窮屈さを感じるとしっかりとリングに向かって打つ意識を持つどころか、まともにシュートを打つのも困難だと思います。
これはシューティングハンド(＝シュートを打つ側の手）の脇が締まっていることで窮屈さを感じさせ、シュートを打ちづらくさせる要因になっています。
そこで身体を斜めにして構えてみましょう。脇が広がるため、窮屈感が薄れると思います。窮屈さがなくなると、シュートも当然打ちやすくなります。
また身体をナナメにして構えるメリットは、肩から肘までのラインが身体の中心に寄ることで意識しやすくなるメリットもあります。
身体を斜めにしてシュートを打つメリットはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
≫【初心者必見】シュートは体をナナメにして打つべき2つの理由【バスケ】
シュートを打つ時は体を斜めにして構えてみましょう。
まとめ：肘を閉じる意味を理解して、シュート力を上げよう！
バスケットボールのシュート成功率を上げるためには「肘を閉じて打つ」ことが重要ですが、その本質を理解していない人は多いです。
具体的には、肩から肘までのラインをリング方向にまっすぐにすることが最も重要といえます。
肩から肘までをリング方向にまっすぐにすることで得られるメリットは、以下の3つ。
- シュートをまっすぐ打てる
- シュートをまっすぐ打つための指標が可視化される
- シュートの力が集約される
シュートが左右にズレる最も一般的な原因が、肘の向きにあるといわれています。
肘を閉じて打つ理由を知り、意識してシュートを打つことが、シュート成功率を上げるための重要なポイントです。
肘の重要性を理解して、シュートの成功率を高めよう！
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