初心者でも3Pシュートって打てるようになるの?
3Pシュートが安定して入らない…
3Pシュートの成功率を上げたいけど、正しいシュートフォームがわからない!
今回はこのような悩みを解決する方法を教えます!
- 3Pシュートが安定してまっすぐに飛ばない理由
- 3Pシュートの成功率が高くなるシュートフォーム
- 3Pシュートの正しいシュートフォームについての考え方
3P(スリーポイント)シュートは、バスケで得点力を上げたければ絶対に身に着けたい技術の一つ。
しかし初心者にとっては3Pラインは遠く、「ボールを左右にズレずに、まっすぐ遠くのリングに向かって打つこと」は思った以上にハードルが高いと思った人は多いはず。その難易度の高さから実はバスケ経験者でも3Pシュートを自信を持って打てる人は意外と少ないです。
この記事を書く僕、なこすけはバスケ歴24年。
小、中学校時代はポイントガードで、高校時代はシューターでした。
公式戦で10本の3Pシュートを決めたこともあります。
3Pシュートにはかなり自信があります!
一時期3Pシュートがスランプに陥り、全然入らなくなったことがありましたが、後ほど紹介するチェックポイントを実践してスランプ脱出しました!
この記事では、今3Pシュートの成功率が低い人でも、シュートが決まるコツを教えます。
当記事の内容を実践すれば、今よりも必ず3Pシュートが入るようになります。
3Pシュートの成功率を上げるシュートフォームのチェックポイント8つ
結論:体のすべてのベクトルをリングに向けることができれば3Pシュートは決まります。
安定してまっすぐリングに向かって3Pシュートを打つには、リングにベクトルが行くようなシュートフォームで打つ必要があります。
リングにベクトルが向いたシュートフォームで安定して(=再現性が高く)シュートを打つことができれば、シュート成功率は格段に上がります。
そこで正しいシュートフォームを身に着けるためのチェックポイントを⑧つ紹介します。
図も交えて出来るだけわかりやすく解説しますので、確認していきましょう。
①一連のシュートラインがリングに向かって真っすぐであること
シュートラインとは、シュートを打つ一連の流れを縦一直線のラインで統一してまっすぐ打つようなイメージを持つことです。
シュートラインを設定して実際にシュートを打つときは、体の軸がブレないよう意識しましょう。
シュートラインを意識できれば、後述の特に②~⑥のチェックポイントのいくつかをおのずと満たしていることも多いです。
個人差はありますが、体の中心から少し利き手側にシュートラインを設定して意識すると打ちやすくなると思います。
シュートラインについての詳細は下記の記事で説明しています。ぜひ参考にしてみてください。
≫シュートラインを知るとシュート成功率が上がる
自分の打ちやすいシュートラインを探してみましょう。
②利き手と同じ側の足を少し前に出す+肩入れをすること
利き手側の足を少し前に出すと、シュートが安定します。
後述の⑥体の回転を防ぐことにもつながります。
その時に同時に肩入れしましょう。
肩入れとは、シュートを構えた時に利き手側の肩を少し前に出すことです。
片足を前に出すと肩入れしやくなります。
肩が平行だとシュートラインがわかりづらく、体の芯を感じにくくなるのでシュートフォームが安定しません。
シュートを打つ前と後で肩や肘の位置が変わってしまい、ギャップが生じてシュートがまっすぐ飛ばなくなるため。
身体の向きを意識するポイントは、こちらの記事でも詳しく解説してます。あわせて確認してみて下さい。
≫シュートを打つときは体をナナメに向ける理由
肩入れをするとシュートラインが体の中心に寄ることで意識しやすくなり、シュートフォームの安定につながります。
③肩から肘の向きがリングに向かって一直線になっていること
ボールを構えた際に、シュートを打つ手の方から肘に向かうラインがリングに向かって一直線になるようにしましょう。
もしこの時に肘が外を向いていたり、内に向きすぎている場合、そのあとのフォロースルーで調整をする必要が出てくるので安定してシュートをまっすぐ打つのは難しいです。
肘の向きについての解説は、こちらの記事で詳しく解説してます。あわせて読んでみて下さい。
≫肘の向きがシュートの行方を決める
この肩から肘までの角度はある程度フォームを固めておくことを意識しましょう。
④フォロースルーがリングにまっすぐ向かっていること
肩から肘までの向きをまっすぐにした後は、シュートを打つときのフォロースルーをリングに向かってまっすぐにする必要があります。
その時に指先、特に最後にボールにかかる指をリングにまっすぐ向けるとシュートがまっすぐ飛びます。
指先が左右どちらかに向かないとシュートがゴールに向かって飛ばない人は、チェックポイント①の方から肘までのラインがズレている可能性があるので確認してみましょう。
また指先に力を入れすぎるとスナップがうまく使えず、シュートがきれいに飛ばない可能性があります。
フォロースルーについての詳しい解説をした記事はこちらから。
≫シュートにおけるフォロースルーの重要な役割3つ
指先をゴールに向け手首を柔らかくする意識を持つと、力みを防いでスナップをうまく使う感覚をつかみやすいです。
⑤体がシュートを構えたときと打った後に左右前後にズレてないこと
シュートを構えた時とシュートを打った後で体の中心がずれているとシュートはまっすぐ飛びません。
左右と前後に体のズレがないか確認してみましょう。
特に左右にズレている人は多いので、要注意です。
シュートラインがまっすぐになるように、体の軸をしっかり作る意識を持ちましょう。
シュートにおいての体幹については、こちらの記事を参考にしてください。
≫体幹を意識しながらシュートを打つ練習方法
体の芯を意識してシュートが打てると、シュートの方向が安定するだけでなくシュートの距離も伸びるので必ず確認してください。
⑥シュートを打つ前後で体が回転していないこと
シュートを打つ前の時の足の位置と、シュートを打った後で足の位置が(特に利き手側の足)前に出ている人がいます。
シュートを打った時に足の位置が大きく変わっている人は、体が回転している可能性があります。
体が回転しているとシュートがまっすぐ飛びません。
左右の足の角度が大きく変わっていたら体が回転している可能性があります。
身体を回転させてシュートを打つメリット・デメリットはこちらの記事を参考にしてください。
≫体を回転させて打つのを初心者にはおすすめしない理由
シュートを打つ前と打った後で足の位置を確認してみましょう。
⑦左手(ガイドハンド)が変な干渉をしていないこと
シュートを打つ動作のうち、利き手とは逆の手をガイドハンドと呼びます。
このガイドハンドがシュートを打つうえで非常に重要な役割を持ちますが、ガイドハンドの影響でシュートが安定して入らなくなることがあります。
ガイドハンドが干渉してシュートの軌道に悪い影響が出ている場合には直さなくてはいけません。
ガイドハンドの親指で押し出す動作があり、なおかつシュートがバックスピンがかからず不必要な横回転がかかっている場合には矯正する必要があります。
ボールにバックスピンがかかっていないとシュート成功率は上がりません。
もしガイドハンドが干渉はしていても、きれいなバックスピンがかかっている場合は必ずしも直す必要はありません。
ガイドハンドの使い方の詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
≫左手はそえるだけは嘘?ガイドハンドの使い方徹底解説
シュートしたボールにバックスピンをかける方法はこちらの記事で解説してます。
≫ボールにバックスピンをかけないとシュートが入らない2つの理由
⑧シュートまでの流れをスムーズに+力まないこと
①~⑦までのチェックポイントを確認しながら、シュートを打つまでの流れをスムーズにしましょう。
そのときに必ず意識してほしいのが、リラックスしてシュートを打つことです。
力みはシュートに悪影響を及ぼし、シュートのブレにつながります。
またシュートを打つまでのフォームの流れがぎこちなくなり、シュートが飛ばなくなるなど良いことが何一つありません。
3Pシュートがうまい人はかなりリラックスしてシュートを打っていませんか?
逆に力いっぱいシュートを打っている人は、安定してシュートを決めることができません。
どうしてもシュートを打つときに力んでしまう人は、こちらの記事を参考にしてください。
≫リラックスしてシュートを打つ方法
始めのうちは難しいかもしれませんが、3Pシュートを打つときは必ずリラックスすることを意識しましょう。
シュートタッチの感覚に合わせて修正する
⑧つのチェックポイントをクリア出来たら、あとは何本もシュートを打って感覚を磨くだけです。
その日の体調やシチュエーションによって1本1本のシュートの感覚は違ってきます。
チェックポイントにのっとってもある程度はシュートはまっすぐには打てると思いますが、細かな感覚の違いからシュートが入らないこともあります。
その感覚の違いをシュートを打つごとに修正する能力も3Pシューターにとっては重要になります。
こちらの動画を確認してください。
カリーがシュート練習をしている動画です。1本1本のシュートフォームはおおよそ安定していますが、ちょっとずつ違いがあります。
フォロースルーを残していたり、残してなかったり、少し横に流したり…と1本1本同じように見えても細かな違いがあります。
3Pシュートが決まるようになるにはこのようにシュートを打つごとに細かな修正が必要になります。
その感覚を会得するにはシュートの反復練習しかありません。
シュート練習する際にはこの「修正する能力」を意識して取り組んでみましょう。
自分のシュートフォームを動画で確認しよう
自分のシュートフォームを動画などで実際に確認してみると、思っていたのと全然違うといったことが起きます。
これは自分のイメージと実際の体の使い方が乖離することで起こる現象で、実は自分の思った通りに体を動かすのは至難の業なんです。
そこで、動画で自分の動きを確認することでその認識のズレを修正できます。
何度も動画を確認しながらシュート練習をして、自分の理想のフォームに近づけていきましょう。
動画で確認するときもチェックポイントを参考にするとさらに効率がいいです。
せっかくスマートフォンという文明の利器がある時代に生まれたので、しっかり活用しないともったいない!
思考停止せずにシュート練習することが大事
一人一人に合うシュートフォームがあるんだから、シュートフォームは意識せずに自分にあうシュートフォームを見つけよう!
シュートフォームについて調べてみると、このようなことをよく聞くと思います。
「自分に合うシュートフォームは一人一人違う」これは僕も同意です。シュートフォームに絶対にコレといった正解はないのも事実。
ただ「シュートフォームは意識せずにシュート練習する」のは完全に間違いです。
チェックポイントに当てはまらない、少し変わったシュートフォームで高確率でシュートを決められる選手は確かに存在します。
しかし、そういう人は先ほども言ったように何千本、何万本も地道なシュート練習を重ねて自分のシュートフォームを安定させています。
そのシュートフォームは何度も試行錯誤した結果、自分なりに再現性のあるフォームに昇華しています。
今3Pシュートの成功率が低い人はシュートフォームが固まっておらず、入る仕組みになっていないシュートフォームの人が大半です。
「入ればあとはなんだっていい」という考え方をする人は多いですが、完全に思考停止状態だといえます。思考停止した考え方の人で、高確率で3Pシュートを決められる人に僕は出会ったことがありません。
「シュートフォームに正解はない」という言葉に安心してそれ以上シュートを突き詰める作業をせず、ただやみくもにシュートを打ち続けるだけでは絶対に3Pシュートは安定して入るようにはなりません。
「今3Pシュートが入らない人」は、3Pシュートがなぜ入らないのか?決まった時はなぜ入ったのか?という思考を止めず練習を繰り返し、フォームを身に着けることが成功率を上げる近道です。
今回紹介したチェックポイント活用してもらい、一つ一つ意識することによってシュートフォームを確立させるのに役立ててもらえればと思います。
3Pシュートが入らない人はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:3Pシュートを打つときに意識することは、全ての力のベクトルをゴールに向けること!
本記事では3Pシュートをまっすぐゴールに向かって打てるようになる方法について解説しました。
3Pシュートを安定して決めるようになるには、一つ一つ自分のシュートフォームをチェックし改善していくことが重要。
シュートをまっすぐ打てるようになるチェックポイントは以下の8つ。
- 一連のシュートラインがゴールに向かって真っすぐであること
- 利き手と同じ側の足を少し前に出す+肩入れをすること
- 肩から肘の向きがゴールに向かって一直線になっていること
- フォロースルーがゴールにまっすぐ向かっていること
- 体がシュートを構えたときと打った後に左右前後にズレてないか
- シュートを打つ前と打った後に体が回転していないか
- 左手(ガイドハンド)が変に干渉していないこと
- シュートまでの流れをスムーズに+力まない
シュート練習をこのチェックポイントで確認しつつ、一本一本シュートごとに細かな修正をしていきましょう。
3Pシュート成功確率を上げるためのシュートタッチを修正する能力は、反復練習でしか会得できません。自分のフォームをある程度固めたら、シュートタッチを研ぎ澄ますようシュート練習をしてください。
動画でシュート練習の録画しておくと、自分のシュートフォームを修正するのに大いに役立ちます。
3Pシュートが決まるようになると得点力がUPして、さらにバスケを楽しめるようになりますよ!
初心者でも自信のない人でも、ぜひ3Pシュートにチャレンジしてみてください!
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