シュートフォームに自信がない…
シュートが思うように決まらない!
試合になると緊張してシュートを外してしまう…
今回の記事はこのような疑問や悩みに答えます。
バスケットボールにおいて、シュートは重要なスキルの一つ。
しかし、重要がゆえにうまく決まらずに悩むプレーヤーは多いです。
この記事では、バスケのシュートの基本姿勢やフォームのコツ、メンタルの持ち方について解説します。
記事を読めば、自分のシュートの弱点を把握し、効果的な練習方法がわかります。
シュート上達の鍵は、正しい基本姿勢とフォームを身に付けること。
メンタル面の強化も重要です。
ポイントを意識して練習することで、確実にシュート力は向上します。
バスケのシュートの基本姿勢
バスケのシュートを決めるためには、正しい基本姿勢が重要です。
シュートの基本姿勢で意識するポイントは、以下の3つです。
- 正しいスタンス
- ボールの持ち方
- 体のバランス
上記のポイントを意識して練習を重ねると、安定したシュートフォームの基礎ができ、精度を向上させられます。
正しいスタンス
バスケのシュートを上達させるためには、正しいスタンスが重要です。スタンスが安定していないと力の方向が定まらず、シュートの精度が下がります。
正しいスタンスは、以下のとおりです。
- 足を肩幅に開く
- 利き手側の足を少し前に出す
- 膝を軽く曲げる
- 背筋を伸ばす
- 目線を上げてリングを見る
バランスの取れたスタンスを作るためには、上記のポイントを意識することが重要です。
正しいスタンスでシュート練習を繰り返すことで、シュートの安定性が向上します。
疲れにくい姿勢にもつながるため、無意識にできるまで練習しましょう。
ボールの持ち方
ボールの持ち方はシュートの精度に影響します。
ボールを正しく持てないと、ボールの制御が難しくなります。
基本的なボールの持ち方は、以下のとおりです。
- 指先でボールを支える手のひらとボールの間に隙間を作る
- 親指と人差し指でV字を作る
ポイントは、ボールは指先で持ち、手のひらで支えないことです。
手のひらで支えてしまうと、ボールの制御が難しくなります。
ただし、人によってはべたっとボールに手のひらを付ける方がシュートを打ちやすい、という人もいるので、やりやすいほうを選んでも構いません。
親指と人差し指で「V」の字を作り、ボールは指先でしっかりと支えましょう。
» バスケットボールのハンドリングの練習方法を解説!
体のバランス
シュート時には、体全体のバランスを保つことが重要です。
適切にバランスを保つことで、シュートの精度が向上し、プレーが安定します。
体のバランスを保つポイントは、以下のとおりです。
- 上半身をリラックスさせる
- 目線をゴールに向ける
- 足の力を使ってシュートする
体のバランスを保つことは、シュート時だけでなく、着地の際にも重要です。
体のバランスが崩れた状態で着地すると、けがのリスクが高くなります。
着地動作後にけがを発症する部位は、足関節と膝関節が多いです。
特に膝関節のけがは選手生命に関わる可能性があります。けがのリスクがあるプレイは、出来る限り避けるようにしましょう。
体のバランスを保つことは、シュートの精度を良くするだけでなく、けがのリスクを下げるためにも重要です。バランスを意識しながらシュート練習することで、より安定したプレーが可能になります。
≫ シュートにおける体幹のバランスが大事な理由を解説!
バスケのシュートフォームのコツ
シュートの成功率を上げるためには、正しいフォームを習得する必要があります。
正しいシュートフォームを習得するコツは、以下の3つです。
- シュートフォームを安定させる
- ボールのリリースポイントを意識する
- フォロースルーを意識する
上記のポイントを意識して練習することで、正しいシュートフォームを習得できます。
シュートフォームを安定させる
シュートの成功率を上げるためには、安定したフォームを身に付けることが重要です。
シュートフォームが安定していないと、毎回異なる姿勢でシュートを打つことになるため、成功率が低下します。
シュートを打つときは体をゴールに向け、肩と腕のラインを一直線にします。体がゴールに向いていないと力が分散し、正確なシュートが打てません。肘が外側に開いてしまうと、腕が安定せずボールを真っすぐ飛ばせないため、肘はしっかりと固定します。
足は肩幅に開き、膝を軽く曲げ、足から腕に力を伝えることでより遠くへシュートが打てます。
シュートフォームを安定させるためのポイントを意識して、練習を繰り返すことが重要です。
シュート練習は、壁や柱を利用してフォームの基準点を作ることで、体の位置や角度を一定に保ちやすくなります。
≫ シュートフォームを安定させる「シュートライン」について詳しく解説!
スローモーションでシュートを打つ練習も効果的です。ゆっくりと動作すると、フォームの細かい部分まで意識できます。鏡やビデオを使用すると、自分のシュートフォームが確認できるため、問題点を見つけられます。自分の癖を指摘してもらうために、コーチやチームメイトにフォームをチェックしてもらいましょう。
ボールのリリースポイントを意識する
ボールのリリースポイントは、シュートの成功率を左右する重要な要素です。
リリースポイントが定まらないと、ボールが軌道から外れてしまう可能性があります。
リリースポイントで意識する点は、以下のとおりです。
- 肘を90度に曲げる
- 手首のスナップを使う
- ボールを指先で制御する
- 人差し指と中指を使用する
シュート時のリリースポイントは、顔の正面かやや高めにします。
高い位置からリリースすると、ブロックされにくいため、シュートの成功率が上がります。
ブロックされないためには、ジャンプの頂点でリリースすることも重要です。
ボールをリリースするときは、手首をしっかりとスナップさせます。
手首をスナップすることで、ボールに適切な回転がかかり、軌道が安定します。シュート時は、肘の向きにも注意してください。利き手の肘が外側を向かないようにします。肘が外側を向くと、手首も外側を向いてしまうためシュートが安定しません。
肘はゴールに向くようにして、手首をゴールに向けてスナップするように練習してください。
フォロースルーを意識する
フォロースルーは、シュートの成功率を上げるために必要な動作です。
正しいフォロースルーを習得できると、安定したシュートが打てます。
フォロースルーで意識するポイントは、以下の5つです。
- 手首のスナップ
- 指先の方向
- 腕の位置
- 姿勢の保持
シュート後、手首をしっかりと下方向にスナップすると、ボールにスピンがかかります。
スピンがかかることで、ボールの飛び方が安定し、軌道がぶれにくくなります。
指先は、ゴールに向いていることが重要です。
指先がゴールに向いていると、ボールが真っすぐ飛びやすくなります。
シュート後の腕は、ゴールに向かって伸びるようにします。腕が途中で止まってしまうと、ボールに十分な力が伝わらず、ゴールに届きません。フォロースルーの質を高めるためには、鏡やビデオを使って自分のフォロースルーを評価しましょう。
≫ シュートにおけるフォロースルーの役割について詳しく解説!
正しいフォロースルーができていれば、ボールにはきれいなバックスピンがかかります。
シュート後のボールにバックスピンがかかっているか、しっかり確認してください。
バスケのシュート精度を上げるコツ
バスケのシュート精度を上げるコツは、以下の3つです。
- シュートのループを高くする
- リングの前縁を狙う
- バックスピンをかける
上記のコツを意識しながら練習を繰り返すことで、シュート精度を高められます。
シュートのループを高くする
シュートを打つときは、ループの高さが重要です。
高いループシュートは、ボールがリングに当たる確率が低くなるため、入る確率が高くなります。
ループを高くするポイントは、以下の4つです。
- 肘の位置
- リリース時の手首
- ジャンプのタイミング
- ボールの押し出し方
シュートのリリース時に肘をしっかりと伸ばし、手首を強くスナップすると、シュートのループが高くなります。
足の力をしっかり使って高くジャンプし、シュートを放つことも重要です。
シュートの軌道を意識しながら繰り返し練習してください。
リングの前縁を狙う
リングの前縁部分を狙うとシュートの成功率が上がります。
前縁部分を目標にすると、ボールがリングに当たった場合でも、入る確率が高くなります。
リングの前縁を狙うためのポイントは、視線固定と目を離さないことの2点です。
シュートを打つ前にリングの前縁に視線を固定し、シュートの瞬間までリングの前縁から目を離さないことが重要です。
距離や角度に関わらず、前縁を狙う意識でシュートの練習をしましょう。
バックスピンをかける
バックスピンがかかっていると、ボールがリングに当たった際に軌道が安定し、ゴールに入りやすくなります。
バックスピンをかけるポイントは、手首を強くスナップする、指先で強く押し出すの2点です。
理想的なバックスピンは1秒間に2〜3回転です。バックスピンがかかったシュートは、ボールが柔らかくリングに当たり、バウンドが手前に跳ね返りやすくなります。バックスピンを習得するためには、ボールの回転を意識して繰り返し練習する必要があります。
≫シュートにバックスピンをかけるべき理由と練習方法
バスケのシュートにおけるメンタルの持ち方
バスケのシュート成功率を上げるためには、技術だけでなくメンタルも重要です。
プレッシャーに負けない強いメンタルがあれば、重要な場面でシュートが成功しやすくなります。
メンタルを鍛える方法は、以下の3つです。
- イメージトレーニング
- 呼吸トレーニング
- リラックス法
技術面の向上と併せて、メンタルの強化も行いましょう。
イメージトレーニング
イメージトレーニングは、シュートの成功率を上げるために効果的な方法です。
頭の中で成功するイメージを繰り返すことで、実際の試合でも自信を持ってシュートが打てるようになります。
イメージトレーニングは、体を使わずにシュートの成功体験をシミュレーションできるため、実際のパフォーマンスが向上します。
実際の動きに反映させるためには、成功したシュートの感覚や動作を脳内で繰り返すことが重要です。
以下のポイントを意識しながらイメージトレーニングすると効果的です。
- 成功したシュートの感覚を再現する
- シュートの軌道をイメージする
- ボールがゴールに吸い込まれるイメージをする
- シュート前の動作をイメージする
イメージトレーニングは時間や場所を選ばずに行えるため、通勤中や休憩時間などの空き時間に行えます。
試合中のプレッシャーを感じる場面で冷静にシュートを打つためには、イメージトレーニングが重要です。
苦手な場面でも成功するイメージを持つことで、試合のシュート成功率も上がります。
呼吸トレーニング
シュートの成功率を上げるためには、正しい呼吸法を身に付けることが重要です。
正しい呼吸は心と体をリラックスさせるため、精神が安定します。
シュートを打つ前に深呼吸すると気持ちが落ち着き、余計な力が抜けます。
呼吸トレーニングの方法は、深呼吸と腹式呼吸の2つです。
シュートを打つ前に深呼吸すると、冷静になれます。深呼吸は鼻から深く息を吸い、口からゆっくりと吐き出す動作を3回繰り返します。フリースローなどシュートを打つ前に深呼吸すると効果的です。
より深いリラックス効果を得たい場合は、腹式呼吸がおすすめです。
腹式呼吸は、おなかを膨らませながら息を吸い、ゆっくりと吐き出します。
試合前に腹式呼吸すると、緊張が軽減し、集中力が高まります。
正しい呼吸をすると、メンタルが安定しシュートの成功率が上がります。
リラックス法
試合や練習で緊張する場面では、リラックス法が重要です。
緊張した状態では筋肉が固まり、シュートフォームが崩れやすくなります。
適切なリラックス法をすると、体がリラックスし、自然な動きができるようになります。
リラックスする方法は、以下のとおりです。
- 深呼吸する
- 筋肉の緊張と弛緩を繰り返す
- ポジティブに考える
- 音楽を聴く
緊張を軽減するためには、試合前やシュートを打つ前に深呼吸することが効果的です。
精神的に緊張していると筋肉も緊張します。筋肉は意識的に力を入れて緊張させた後、力を抜いて緩めると緊張が軽減し、体をリラックスできます。
リラックスできる音楽は、集中力を高める効果があるためおすすめです。
シュートに対する不安や緊張を軽減し、落ち着いた状態でプレーするためには、リラックス法を試合前に実施してください。自分に合ったリラックス法を見つけ、日常的に行うことがパフォーマンスの向上につながります。
バスケのシュートの種類
バスケのシュートの種類は、主に以下の3つです。
- セットシュート
- ジャンプシュート
- レイアップシュート
シュートの特徴や使用場面が異なるため、状況に応じて使い分けましょう。
セットシュート
セットシュートは、バスケの基本となるシュート技術です。
セットシュートを習得すると、安定したシュートが打てるようになります。
シュートを打つ際は、以下の点に注意してください。
- 膝を軽く曲げる
- ボールを額の上まで持ち上げる
- 腕を伸ばしながらリリース
- 手首のスナップを効かせる
セットシュートの練習をすると、他のシュート技術の基礎も身に付きます。
ジャンプシュート
ジャンプシュートは、相手ディフェンダーのブロックを避けるためのシュート技術です。
ジャンプシュートのポイントは、次の3つがあります。
- ジャンプとシュートリリースのタイミング
- 空中の姿勢
- 全身の力の使い方
ジャンプの頂点でボールをリリースすることが重要です。
最も高い位置からシュートを打つと、ブロックを避けられます。
ジャンプ後に姿勢が崩れると、シュートが安定しないため、空中でバランス良く姿勢を保持する能力が必要です。
足や体幹の力も使ってシュートを打つことで、より遠くに正確なシュートができます。
ジャンプシュートは、タイミングやバランス、全身の力を使うことが重要です。ディフェンダーを意識した状況でも正確なシュートが打てるように、練習を繰り返しましょう。
レイアップシュート
レイアップシュートは、走りながらゴールに向かってボールを放つ技術であり、バスケの基本的な得点方法です。
近距離からシュートを打てるため得点しやすい方法ですが、スピードと正確さが求められます。
レイアップシュートのポイントは、以下の3つです。
- ボードを使用する
- ステップを正確にする
- 片手でボールをコントロールする
ディフェンスのブロックを避けるためには、ジャンプの頂点でボールをリリースすることが重要です。
レイアップシュートは、ボードにある四角形を狙うことで、成功率が上がります。
練習は、実際の試合を想定して早いスピードのドリブルからレイアップシュートを行うことが重要です。
バスケのシュートのコツに関するよくある質問
シュートのコツに関するよくある質問に回答します。
シュートのコツを知りたい人は参考にしてください。
シュートがリングに届かない場合はどうすればいい?
シュートがリングに届かないのは、筋力の低下やフォームが原因です。
足の力が低下していると、ボールに十分な力が伝わらず、シュートが短くなります。
また、シュートの一連の流れがスムーズでなければ、その分ボールに力が伝わりません。
リリース時の腕の使い方や手首のスナップが不十分だと、シュートに回転がかからず成功率が落ちてしまいます。
シュートがリングに届かない場合は、以下の4つのポイントを意識してください。
- 膝を深く曲げて、足の力をしっかりと使う
- 体の動きを連動させ、下から上へしっかり力が伝わるシュートフォームを意識する
- シュートのリリース時は、しっかりと腕を伸ばす
- 手首のスナップをしっかりと使う
上記のポイントを意識して、練習を繰り返すことが重要です。
≫ シュートの飛距離を伸ばす10のコツについて解説!
練習してもリングに届かない場合は、足や体幹の筋力が低下している可能性があります。
スクワットや上体起こしなどの筋力強化訓練をしましょう。
≫バスケに必要な足の筋力の鍛え方について解説!
シュートが左右にぶれる原因は?
シュートが左右にぶれる原因は、フォームの不安定さにあります。
リリース時に手首や肘が正しく使われていなかったり、ボールを持つ手の位置が悪かったりすると、ボールが左右にぶれます。
シュートが左右にぶれる場合は、以下の4つのポイントを確認しましょう。
- 肘がゴールの方向に真っすぐ向いているか
- 手首のスナップができているか
- 利き手で正確にボールを支えられているか
- リングの1点をしっかりと見ているか
シューティングアームが斜めになっていたり、フォロースルーが不十分だったりすると、ボールが左右にぶれやすくなります。
上記のポイントに注意しながら、繰り返し練習することで、シュートの精度を高められます。
視線を定めることも重要です。
リングの一点を狙うことで、シュートの方向性が安定します。
≫ ボールが真っすぐ飛ぶシュートフォームを作るコツについて解説!
試合でシュートが入らないときの対処法は?
試合中シュートが入らないのは、緊張や焦りが原因です。
試合のプレッシャーでフォームが崩れたり、無意識に力が入りすぎたりすると、シュート精度が下がります。
試合中に緊張や焦りが生じた場合は、以下の5つの方法を試してください。
- リラックスして深呼吸する
- 簡単なシュートで感覚を取り戻す
- ディフェンスやパスで貢献する
- ポジティブに考える
- タイムアウト時に気持ちを切り替える
プレーが中断したタイミングで深呼吸して、緊張や焦りを和らげることが重要です。
冷静になったあとは、自分の得意なプレーで貢献し、自信を取り戻しましょう。
ネガティブな考えでプレーするとシュートが決まりにくいため、ポジティブな考えでプレーすることが重要です。
タイムアウト時は、シュートフォームを確認したり、イメージトレーニングしたりして、自分のペースを取り戻してください。
まとめ
シュートの成功率を上げるためには、適切なフォームやコツを学び、意識して練習する必要があります。
重要なポイントは、以下のとおりです。
- 正しくボールを持つ
- シュートフォームの安定性を高める
- 肘の開きや視線の固定に注意する
- シュートの軌道を高くする
- リリース時の腕の伸ばし方や手首のスナップを意識する
- 下半身の力を活用してシュート力を向上させる
- 試合中はリラックスする
- シュート以外のプレーにも自信を持つ
上記のポイントを意識して練習すれば、シュートの成功率は上がります。
フォームを意識せずにシュート練習しても、成功率は上がりません。
シュートが成功しない原因を見つけ、改善する必要があります。
自分のシュートの問題点を把握して、改善できるように練習しましょう。
コメント